以下は、Kubernetesの基本操作に関するチュートリアル記事です。

Kubernetes チュートリアル

概要

Kubernetes (K8s) は、容器化されたアプリケーションを効率的にデプロイし、スケーリング、そして管理するためのオープンソースプラットフォームです。このチュートリアルでは、Kubernetes の基本操作について詳しく解説します。

環境設定

Docker Desktop をインストールします。
Kubernetes ノードを有効にします。
kubectl コマンドラインツールがインストールされていることを確認します。

ネームスペースの作成

Kubernetes では、リソースをグループ化するためにネームスペースを使います。以下のコマンドで新しいネームスペースを作成できます。

kubectl create namespace my-namespace

デプロイメントの作成

デプロイメントは、アプリケーションのバージョンとスケーリングポリシーを管理します。以下の YAML ファイルを使用してデプロイメントを作成します。

apiVersion: apps/v1
kind: Deployment
metadata:
  name: my-deployment
  namespace: my-namespace
spec:
  replicas: 3
  selector:
    matchLabels:
      app: my-app
  template:
    metadata:
      labels:
        app: my-app
    spec:
      containers:
      - name: my-container
        image: nginx:latest
        ports:
        - containerPort: 80

この YAML ファイルを deployment.yaml として保存し、以下のコマンドでデプロイメントを作成します。

kubectl apply -f deployment.yaml

サービスの作成

サービスは、外部からアクセスできるようにアプリケーションを公開します。以下の YAML ファイルを使用してサービスを作成します。

apiVersion: v1
kind: Service
metadata:
  name: my-service
  namespace: my-namespace
spec:
  selector:
    app: my-app
  ports:
    - protocol: TCP
      port: 80
      targetPort: 80
  type: LoadBalancer

この YAML ファイルを service.yaml として保存し、以下のコマンドでサービスを作成します。

kubectl apply -f service.yaml

ポッドの確認

ポッドは Kubernetes で実行される最小単位です。以下のコマンドで現在のネームスペース内のポッドを確認できます。

kubectl get pods -n my-namespace

サービスの確認

作成したサービスが正しく動作していることを確認するために、以下のコマンドでサービスの詳細を確認します。

kubectl describe service my-service -n my-namespace

デプロイメントのスケールアップ

デプロイメントのスケーリングは、アプリケーションのリソース消費量に応じて自動的に行われます。ただし、手動でスケーリングすることもできます。

kubectl scale deployment my-deployment --replicas=5 -n my-namespace

デプロイメントの更新

デプロイメントを更新するには、YAML ファイルを変更し再び適用します。以下のコマンドで新しいイメージを使用してデプロイメントを更新できます。

kubectl set image deployment/my-deployment my-container=nginx:1.21 -n my-namespace

デプロイメントの削除

デプロイメントと関連するリソースを削除するには、以下のコマンドを使用します。

kubectl delete deployment my-deployment -n my-namespace

サービスの削除

サービスを削除するには、以下のコマンドを使用します。

kubectl delete service my-service -n my-namespace

ネームスペースの削除

最後に、作成したネームスペースを削除してお掃除しましょう。

kubectl delete namespace my-namespace

以上で、Kubernetes の基本操作についてのチュートリアルが完了しました。これらは、Kubernetes を実践的に使うための基本的なコマンドと手順です。より詳細な知識を得たい場合は、公式ドキュメンテーションや他のリソースを参照してください。

Kubernetesの基本操作

You can try the commands on our interactive shell.