ディスク スペースとストレージのワークイング
PowerShellは、Windows システムでのディスク スペースとストレージを管理するための多くの cmdlet を提供しています。 このチュートリアルでは、これらの cmdlet を使用してディスク スペースとストレージをモニタリング、アナライズ、マネジメントする方法について説明します。
ディスク スペースとストレージの理解
cmdlet を使う前、ディスク スペースとストレージに関する基本的な概念を理解しておく必要があります。
- ディスク スペース: Disk または volume の空き領域の量。
- ストレージ: データが保存される論理的ある物理的な場所。これにはハード ドライブ、ソリッド ステート ドライブ (SSD)、フラッシュ ドライブ、ネットワーク シェアなどが含まれます。
ディスク スペースとストレージの情報表示
PowerShell は、ディスク スペースとストレージに関する情報を表示するために多くの cmdlet を提供しています。
Get-Volume
Get-Volume cmdlet は、システム上のボリュームの一覧を返します。 この cmdlet を使用して、ディスク スペースに関する情報を取得できます。
PS C:\> Get-Volume
サイズ フリースペース 使用可能 ファイル システム ラベル パス
----- --------- -------- ---------- ------- -----
128 GB 113 GB 14 MB NTFS Windows C:\
1024 GB 512 GB 512 GB ReFS Default E:\
この例では、Get-Volume cmdlet はボリュームの一覧を返し、ディスク スペースとファイル システムに関する情報を提供しています。
Get-WmiObject
Get-WmiObject cmdlet は、Windows Management Instrumentation (WMI) クラスをクエリーするための cmdlet です。 この cmdlet を使用して、ディスク スペースに関する情報を取得できます。
PS C:\> Get-WmiObject -Class Win32_LogicalDisk
__CLASS __DAEMON __DERIVATION アビリティー キャプション ディスクリプション
------ ------ ------------- ------------ ------- -------------
Win32_Log... 0 System.Runtime... unknown ディスク 1: (C:) システムの第一のディスク。
Win32_Log... 0 System.Runtime... unknown ディスク 2: (D:) システムの第二のディスク。
この例では、Get-WmiObject cmdlet は論理的ディスクの一覧を返し、ディスク スペースとその他のプロパティに関する情報を提供しています。
ディスク スペースの分析
PowerShell は、ディスク スペースの分析を行うための多くの cmdlet を提供しています。
Get-ChildItem
Get-ChildItem cmdlet は、ディレクトリー ツリーを探索するための cmdlet です。 この cmdlet を使用して、ディスク スペースの分析を行うことができます。
PS C:\> Get-ChildItem -Path C:\Windows | Measure-Object -Property Length -Sum
サイズ
----
1,234,567
この例では、Get-ChildItem cmdlet は Windows ディレクトリー下のファイルとディレクトリーの一覧を返し、Measure-Object cmdlet を使用して、そのファイルとディレクトリーの合計サイズを計算しています。
Get-DiskSpace
Get-DiskSpace cmdlet は、指定されたパスに対するディスク スペースの情報を返します。
PS C:\> Get-DiskSpace -Path C:\Windows
TotalSize: 2,457,892 KB
AvailableSpace: 1,234,567 KB
UsedSpace: 1,223,325 KB
PercentFreeSpace: 49.9%
この例では、Get-DiskSpace cmdlet は Windows ディレクトリーに対するディスク スペースの情報を返しています。
ディスク スペースとストレージのマネジメント
PowerShell は、ディスク スペースとストレージに関するマネジメントを行うための多くの cmdlet を提供しています。
New-Volume
New-Volume cmdlet は、新しいボリュームを作成するための cmdlet です。
PS C:\> New-Volume -DriveLetter E -FileSystem NTFS -Size 1024GB
この例では、New-Volume cmdlet は新しいボリュームを作成し、NTFS ファイル システムを使用しています。
Remove-Item
Remove-Item cmdlet は、一つ以上のアイテムをディレクトリーから削除するための cmdlet です。
PS C:\> Remove-Item -Path C:\Windows\Temp -Recurse -Force
この例では、Remove-Item cmdlet は Windows ディレクトリー下の Temp ディレクトリー以下の全てのファイルとディレクトリーを削除します。
ディスク スペースとストレージに関するベスト プラクティス
PowerShell を使用してディスク スペースとストレージをマネジメントする際には、以下のベスト プラクティスに従っておくことが重要です。
- ディスク スペースのモニタリング: Get-DiskSpace cmdlet を使用してディスク スペースの状態をモニタリングし、問題が発生している場合は対処する必要があります。
- ディスク スペースの分析: Get-ChildItem cmdlet を使用してディスク スペースの状態を分析し、不要なファイルやディレクトリーを削除することができます。
- ディスク スペースとストレージのマネジメント: New-Volume および Remove-Item cmdlet を使用して、新しいボリュームを作成したり、不要なファイルやディレクトリーを削除することができます。
これらのベスト プラクティスに従っておくことで、PowerShell を使用してディスク スペースとストレージを効果的にマネジメントすることができます。